ポリフェノールのダイエット効果について調べてみた

ポリフェノールのダイエット効果とは

 

【食べながら痩せたい人の味方?ポリフェノールのダイエット効果とは?】

皆さんはポリフェノールなる単語を聞いたことありますか?ちょっと詳しい方なら、赤ワインやコーヒー、チョコレートなどを思い浮かべる方も多いかと思います。

 

このポリフェノールには動脈硬化など生活習慣予防に役立つ成分が含まれており、今まさに世間の注目を集めているそうです。まあそれは素晴らしいのですが、管理人の注目を集めている理由としては、健康に良い側面を持つ一方で、ダイエット効果にも期待できると言われているからですね。

 

しかし一言でポリフェノールでダイエット」と言っても、単純にポリフェノールが多く含まれる食べ物を摂取すれば良いというわけではないようなんですね。ただ食えばいいだけなら楽なんですけどね。

 

今回は、食べながら痩せたい人の味方であるポリフェノールを活用し、効果的にダイエットに取り組む方法を調べてみたのでちょっと記事にしてみました。

 

 

「ダイエットに効果のあるポリフェノール」と「効果が薄いポリフェノール」がある

 

ポリフェノール」は抗酸化作用が強く、体内の活性酸素などの有害物質を無害な物質に変えてくれるはたらきがあることから、体を健康にしてくれる成分として知られています。

 

ポリフェノールで有名なものと言えば、赤ワインやチョコレート、コーヒー、豆腐、紅茶に生姜と様々です。

 

これらの共通点を探そうとしてもなかなか見つからないのですが、それもそのはず、ポリフェノールには5000以上の種類があるため、いろいろな性質を持ったポリフェノールが存在しているのです。

 

例えば、赤ワインに含まれるポリフェノールは「アントシアニン」であり、視力の回復を促してくれる効果があります。

 

また、豆腐などの豆類に含まれるポリフェノールは「イソフラボン」であり、更年期症状を和らげてくれる効果があります。

 

このように、同じポリフェノールであっても体内に取り込んだ時に現れる効果は様々なので、単にポリフェノールを摂取したからといって、ダイエットの効果に期待ができるわけではないのです。

 

では、ポリフェノールの中で、特にダイエット効果がある種類は何なのでしょうか?

特にダイエット効果に期待ができるポリフェノールは、主に以下の3つです。

・カカオポリフェノール

カテキン

・クロロゲン酸

それでは、この3つについて、具体的にどのようなダイエット効果があるのか、そしてどのような食材に含まれているのかをチェックしてきたいと思います!

 

【ダイエット効果のあるポリフェノール①:カカオポリフェノール

カカオポリフェノールとは、チョコレートの主な原料であるカカオ豆に含まれるポリフェノールのことです。

 

チョコレートはとても甘いお菓子であるため、ダイエットを手助けしてくれるどころか、ダイエットの天敵だと思ってしまう方も多いのではないかと思います。確かにチョコレートは高カロリーであるため、甘いミルクチョコレートでは逆効果となってしまいます。これは誰にでも分かりますね。

 

そこで注目してすべきは「カカオの含有量」であり、カカオの含有量が70%以上の高カカオチョコレートであれば糖分は低いのでおススメとなる…ということのようです。

 

さて、ではカカオポリフェノールがどのようなダイエット効果をもたらすのかをご紹介しましょう。カカオポリフェノールには、血液中のコレステロール値を下げる作用があると言われており、血液がサラサラになることで基礎代謝アップに期待ができるというのです。

 

基礎代謝とは、特別な運動をすることなく、普段の生活で消費されるエネルギーのことなので、基礎代謝が高くなれば普段の生活を過ごすだけでダイエット効果になるというわけですね。

 

基礎代謝を上げて、無理なく「痩せやすい体」を手に入れたいものですね。

なお、チョコレートを摂取すると血糖値が上がるのですが、食事の前に血糖値が高くなっていると食欲を抑制してくれますので、自然と食べすぎを防ぐことができます。

よって、高カカオチョコレートを食べるタイミングは基本的に食前とし、1日50グラム程度の摂取を目安にすると良いようです。

 

【ダイエット効果のあるポリフェノール②:カテキン

カテキンとは主に緑茶に多く含まれているポリフェノールであり、最近の研究により様々な効果が注目されています。

 

カテキン肝臓を活性化させることで脂質代謝を上げ、エネルギー消費を高めて体脂肪を燃やしてくれる効果があります。また、脂肪を熱エネルギーに変換してくれる褐色脂肪組織のはたらきを活性化させる効果があることも最近の研究で明らかになっています。

 

つまりカテキンは、「脂肪を燃焼しやすい体」に変化させてくれることがわかってきたわけですね。カテキンは小腸での脂肪の吸収を阻害したり、腸内環境を整えることで肥満を予防したりと、様々な方法で体内に脂肪が貯まりにくくなるように働いてくれます。

 

先ほど紹介したチョコレートとは異なり、カテキンを多く含む緑茶はカロリーゼロの飲み物であるため、リスクはゼロだと言っても過言ではありません。普段飲んでいるジュースを緑茶に置き換えるだけでも、カロリー摂取の量を減らすことができますね。

 

緑茶はスーパーやコンビニで簡単に手に入れることができますので、とても気軽に始められるダイエットだと言えるでしょうね。

 

【ダイエット効果のあるポリフェノール③:クロロゲン酸】

「クロロゲン酸」と聞いても馴染みがないかもしれませんが、クロロゲン酸は別名「コーヒーポリフェノールとも呼ばれており、コーヒーに含まれているポリフェノールを指しています。

 

効果としては非常にわかりやすく、脂肪の消費量がアップし、内臓脂肪が低減されるというもの。コーヒーと聞くとカフェインのイメージが強いのですが、最近は「おうちでダイエット」が流行っていることもあり、クロロゲン酸への注目度も上がっているようです。

 

クロロゲン酸には糖質を分解する酵素のはたらきを阻害する能力があります。糖質は分解されることで体内に吸収されやすくなるので、分解を邪魔するということは、つまり体内に糖質が蓄積されにくくなるということですね。

 

食事で米やパンを食べると体内に糖質が一斉に入ってきますが、クロロゲン酸のはたらきによって糖質の吸収を穏やかにしてくれるわけです。また、クロロゲン酸には新しく入ってきた糖質の吸収を抑えるだけでなく、既に蓄積されている脂肪を燃焼する能力もアップしてくれます。

 

クロロゲン酸は深煎りコーヒーよりも浅煎りコーヒーの方が含有量が多いので、コーヒーを飲む際は是非浅煎りにして頂ければと思います。

 

特に、俗に言う「メタボ」の原因ともなっている肝臓脂肪の燃焼効果に期待できると言われていますので、お腹周りが心配な方にはピッタリだと言えるでしょう。

 

但し、コーヒーは胃の働きを活性化させるはたらきがあるため、胃潰瘍や胃酸過多の方には負担となってしまいます。コーヒーはなるべく空腹時は避けるようにした方がいいのかもしれません。

 

ポリフェノールを上手に活用して美味しくダイエットしたい

今回は、美味しくダイエットする方法としてポリフェノールの活用をしらべてみました。摂取するだけでダイエット効果のあるポリフェノールは、まさに今の時代の救世主とも言えるでしょう。

 

しかし、ダイエット効果のあるポリフェノールには、摂取する際は気を付けるべき点があります。逆に健康を損なってしまわない様、上手に活用して美味しくダイエットに取り組んでいきたいものですね。