控えすぎには注意を!脂質制限とは?糖質制限との違いを徹底解説

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脂質制限とはなんぞや?

「脂質制限と糖質制限、どう違うの?」

「からだによい油ってどれ?」

「ダイエットだから油は全部ダメでしょ?」

と疑問に思うことはありませんか?ダイエットには「糖質制限」や「脂質制限」などさまざまで、どれをどのように制限したらよいのかわかりづらいですよね。

 

そこで今回は、脂質制限の意味やメリット、注意点についてわかりやすく解説します。ぜひご覧ください!

脂質制限とは?糖質制限との違い

脂質制限とは、食べ物から摂取できる脂質を制限することです。脂質を制限する場合、動物性脂肪を制限しましょう。というのも消化しにくいため体脂肪として蓄積されやすいから。できるだけ植物性脂肪をとるとよいです。青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)や、EPA(エイコサペンタエン酸)は積極的にとりましょう。

 

一方糖質制限とは、食べ物から摂取できる糖質を制限すること。主食や芋類に多く含まれる炭水化物が体内に入り、糖質と食物繊維にわかれます。脂質も糖質も健康を維持するためには大切な要素です。制限しすぎに注意をしましょう。

脂質制限と糖質制限どちらが効果的?

脂質制限と糖質制限、どちらがよいことはなくあなた次第です。というのも体調や制限された場合どちらを我慢できるかがそれぞれ違うからです。

 

脂質制限は文字通り食事から脂肪分を必要最低限残し取り除きます。揚げ物や炒め物は食べられません。またサラダにもマヨネーズは使えず、ドレッシングもノンオイルになります。その代わりご飯は普通に食べられます。穀物や芋類を我慢したくない方は脂質ダイエットが向いているでしょう。

 

一方糖質制限はご飯などの穀物や芋類を制限します。その代わり脂質をいつも通りとることは可能です。即効性はありますがリバウンドしやすいのも糖質制限ダイエットの特徴です。

脂質制限ダイエットの3つのメリット

脂質制限ダイエットのメリットは以下の通りです。

・炭水化物が食べられるのでエネルギー不足になりにくい

・筋肉が落ちにくい

・空腹のつらさを感じにくい

それぞれ順番にくわしく解説していきます。

 

炭水化物が食べられるのでエネルギー不足になりにくい

糖質制限は穀物や芋類に含まれる炭水化物を制限するダイエット方法です。つまりご飯やパンといった主食を制限し、代わりにタンパク質や脂質を多くとります。少し体重が減ると脂肪が落ちたと勘違いしてしまうことも……。

さらに痩せたくて食事そのものを制限してしまいエネルギーが足りなくなるため、頭痛やめまい、だるさを感じやすくなってしまいます。一方脂質制限ダイエットの場合必要な脂肪分はとってもよく、主食もいつも通り食べられるので心配が少なくなり安心できます。

筋肉が落ちにくい

脂っこい肉を食べられませんが、脂肪分が少ない肉や魚は食べられるので筋肉を維持するタンパク質がとれます。ダイエットはただ脂肪を減らせばいいのではなく、筋肉をつくることが大切です。というのも筋肉が落ちてしまっては、リバウンドしやすいからです。

空腹の辛さを感じにくい

なにかを制限する=食べる量が少なくなると思われがちですが、脂質制限なら心配ありません。というのも脂質のみを制限するのであって食べる量は変わらないからです。食事から脂肪分を減らし体重が減ってきたらそのまま継続しましょう。体重が減らないようなら食べる量を少しずつ調整してくださいね。

脂質制限ダイエット2つのデメリット

さまざまなメリットがある中で、脂質制限にはデメリットもあります。

・調味料が制限されるので調理法が限られる

・外食がしづらい

それぞれ解説していきます。

調味料や調理法が限られる

脂質を制限するので、炒め物や揚げ物は食べられません。といってもフッ素樹脂加工されているフライパンなら炒め物は可能ですし、油で揚げなくても揚げ物のように調理することは可能です。検索するとさまざまな脂質制限ダイエットにおすすめの調理法がみつかりますよ。ぜひ工夫してみてください。

外食がしづらい

調理法や調味料が限られる分、外食はほぼできません。といってもお寿司などは問題ないでしょう。ただし揚げ物や脂っこいトロなどは注意が必要です。調理方法によりますが、和食料理店なら選べる料理もあります。その場合天ぷらなどは控えてくださいね。お酒を飲みに行く場合もおつまみを選びましょう。

脂質制限の注意点

脂質制限をおこなう際の注意点は以下の通りです。

・脂質全てを制限しない

・他の制限と同時に行わない(緩やかなものを除く)

それぞれくわしく解説していきます。

 

脂質全てをカットしてはいけない

脂質は欠かすことのできない栄養素。というのも、皮下脂肪となり体温を維持したり、髪や肌を潤したりつややかに保つからです。中でも体温維持は生きるうえでとても重要なこと。ダイエットのために脂質を制限するのなら、脂質を0にしてはなりません。

他の制限と同時に行わない

体重が少し減ると食事量を少なくしてしまいがち。必要な栄養素はしっかりととることがダイエットを長続きさせるコツです。また脂質制限と糖質制限などを同時におこなってはいけません。からだを動かすのに必要な栄養素やカロリーが足りなくなってしまうからです。健康を損なってしまってはダイエットする意味がありません。健康なのが一番なのですから。

 

ただし、これは厳しい制限を行う場合の話です。あくまでも常識の範囲内で緩やかに制限するのであれば、脂質と糖質を同時に制限するのはアリではないかと管理人は思います。というのも、どちらも摂り過ぎはよくないわけですから、健康を意識するのであれば両方減らすことに問題は無いでしょう。管理人もある程度は脂質と糖質の両方を摂り過ぎないように意識しています。

 

どんなダイエットでもやり過ぎはよくありませんよというお話

脂質制限とは食べ物から摂取できる脂質を制限することです。ダイエットをするのなら体調に気をつけておこないましょう。体調を崩してしまっては意味がないからです。脂質制限のメリットは以下の通りです。

 

・炭水化物が食べられるのでエネルギー不足になりにくい
・筋肉が落ちにくい
・空腹のつらさを感じにくい

 

管理人は極端に脂質や糖質を制限して痩せることを推奨しません。美味しいものは脂質が高いのです。そういう美味しいものを全て捨ててしまって、痩せて、それで人生楽しいでしょうか?

 

もちろん絶対に痩せると言う確固たる信念のある人のことを否定するわけではありません。ただ、少しは痩せたいな~という程度の人は脂質を制限することを頭の片隅に置く程度で良いと思います。

 

脂質と上手く付き合っていこう 

 

空腹や欲とひたすら戦い続けるのは辛いものです。それよりは、長期間持続できるよう、普段の食物の栄養成分をチェックしつつ、コントロールしていくのが望ましいのではないかと思います。そうした習慣をつけ、摂り過ぎに注意するようになれば自然と痩せるはずです。

 

ダイエットでつらいのは空腹のつらさ……。糖質制限ダイエットに比べて脂質制限ダイエットは、結果がでるまで時間がかかります。我慢したくない方やあせらずゆっくりダイエットしたい方は試してみてくださいね。